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WAREHOUSE & CO.（ウェアハウス）Lot 2229 1970’S VARSITY AWARD JACKET FULL LETTERフルレターバーシティジャケット(アワードジャケット・スタジアムジャンバー・スタジャン)【正規取扱品】本品はポイント＋３倍です！

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『WAREHOUSE & CO.（ウェアハウス）Lot 2229 1970’S VARSITY AWARD JACKET FULL LETTERフルレターバーシティジャケット(アワードジャケット・スタジアムジャンバー・スタジャン)【正規取扱品】本品はポイント＋３倍です！』はセカイモンで1e05bffから出品され、130の入札を集めて05月20日 9時 45分に、60720円で落札されました。即決価格は60720円でした。決済方法はに対応。滋賀県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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戦前から名門大学における、フットボールや野球、バスケットボールの選手が
着ることを許された「バーシティジャケット」は、
1970sには西海岸のハイスクールを中心にさらに
一般的な卒業記念に製作する「アワードジャケット」として広がりました。
高校では春夏と秋冬で違うスポーツを選ぶ生徒も多く、
そのため大学のそれよりもレターのデコレーションが豊富になります。
1970年代独特の厚みのあるシニール、ボウリングシャツの流れをくみ流麗なチェーンステッチは、
このジャケットがアメリカ人の間で「レターマンジャケット」と呼ばれる由縁ではないでしょうか。

身頃…ウール100％先染ドビーメルトン
袖…カウハイドレザー
日本製

【Size36(S)】着丈(L)-62cm　肩幅(W)-42cm　身幅(C)-51cm　袖丈(S)-58cm
【Size38(M)】着丈(L)-64cm　肩幅(W)-44cm　身幅(C)-53cm　袖丈(S)-60cm
【Size40(L)】着丈(L)-66cm　肩幅(W)-46cm　身幅(C)-55cm　袖丈(S)-62cm
※サイズは当店ストックのうちの1点を測っていますので、商品により多少誤差がございます。
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※メーカー希望小売価格はメーカー商品タグに基づいて掲載しています。

身頃…ウール100％先染ドビーメルトン
袖…カウハイドレザー

[MADE IN JAPAN]

アメリカ生まれの「スタジャン」は日本で1980年代にアメリカンカジュアルの代名詞として人気を博し、
アメリカのオリジンとは違う形で「スタジャン」と名付けられた。

極めて商業的な要素が加味された「スタジャン」は「春は野球部のエース、秋はフットボールのクゥオーターバックで、
いずれも地区大会で優勝」といったように、スーパーマンのような選手が着ていたようにイメージ付けがされていった。
しかし、もしそのような限られた才能の人物だけが作ることが許されていたのなら「スタジャン」は「チャンピオンジャケット」であり、
アメリカであれほど多種多彩に作られることはなかったはずだ。
アメリカでの呼称「レターマンジャケット」「バーシティジャケット」「アワードジャケット」は
それぞれ学校が取り決めたルールの中で製造されたものであり、もっと個人的なものだ。

「レタード」(文字入りの)「バーシティ」(正式な、公式の)「アワード」(授与)と、
どれも何らかの許可を得て製造されるジャケットをさしているが、
実際のものは在学中に活動した自身の記録が記された「履歴書」という存在がアメリカのオリジナルである。

1着のバーシティジャケットを、卒業時に高校生が作ったという例をみてみる。

入学年が1972年であれば「class of 1976」(1976年卒業)が決まる。
76が袖革にシニールレタリングされる。左の胸には学校名のイニシャルがシニールとして入る。
これが「レターマンジャケット」の最低条件である。
持ち主は一年生から二年生時に2軍の選手として試合に出場したので、「Junior varsity」JVと刺繍され、
その時代の大会の成績がチェーン刺繍でレタリングされる。
その後に一軍のレギュラーになったら「Varsity」と記され、そこでの成績が刺繍される。
そして自身の活躍したシーズンの背番号が、卒業年のシニールとは逆の袖にシニールで配されて、
背面にはシンプルな場合、ニックネームかファーストネームが入るが、
もっとデコラティブな好みの学生は所属していた競技でのハイライトシーンを刺繍で描いたり、チームマスコットを描くこともある。
日本人が「フルレタースタジャン」と呼ぶのは、両胸袖と背面にレタリングされたものをさしている。

ここで注意したいのは、アメリカのこのフルデコレーションのアワードジャケットは、
大学生によって作られたものはほとんど無い。
ロサンゼルス、サンフランシスコ、オークランド、サンディエゴなど大半が西海岸の主要エリアのハイスクールに多く、
近くにはそのオーダーを受けるニットメーカーの販売店があった。
五大湖のまわりにも盛んな地域があるのは、
同じようにニットメーカーと刺繍屋が近郊のハイスクールにその伝統を売り込んだ結果ということである。

そして、忘れてはならないのはハイスクールには自然とフルレターとなるしくみが存在することだ。
日本では考えられないが、アメリカでは3シーズンにそれぞれ競技を変える「二刀流」が認められている。

秋
アメリカンフットボール
サッカー

冬
バスケットボール
アイスホッケー
水泳

春
野球
陸上
ゴルフ
バレーボール

このようにシーズンが違うため、MLBとNFLの二足のわらじを履いた「ボー?ジャクソン」のように、
アメリカンフットボールと野球の正式な選手として登録することができるのである。
これがシニールワッペンの逆側の胸に、何段ものチェーン刺繍が配される理由となっている。

そして、アメリカでは本来「バーシティジャケット」は一軍選手として特別な成績を残したものが着る憧れのジャケットであり
「レターマンアワード」はその授与式として名付けられていた。
これがスポーツウェアメーカーや刺繍工場の営業活動もあり、もっとカジュアルなものとなった。
片胸にシニールレターが付くジャケットは学生がキャンパスで着るものとなっていった。
そして個人的な成績や背面のデコレーションは、レギュラーなそのレターマンから、
自身の努力によって出した競技成績を誇るべく、自身でオーダーして作ることができるようになった。
レターマンジャケットのメーカーがあるエリアのハイスクールから、徐々にそのブームは広まったのだと考えられる。

古着の魅力である「One of a Kind」
これこそまさにその代表といえるだろう。